MIssion
日本の伝統素材の鑑定、記録、再読が世界の持続可能な生活基準の鍵となる。
今の暮らしにおける伝統素材の実用的価値を証明し、世界の人々にサステナブルな選択肢として
繋げていきたい。
VISION
今の暮らしにおいて、日本の伝統素材の実用的価値が忘れられつつある。 では、なぜ私たちはこれを問題、いや、危機だと感じているのでしょうか? 日本の伝統素材の特徴の一つはどれもサステナブルであることです。日本のサステナブルマテリアルこそ、世界が直面している多くの課題を解決する手助けになると考えます。 世界が必要としているのは、ラボで開発された最先端なマテリアルだけではなく、古き良き日本の伝統素材でもあるはず。伝統素材を生み出す各地特有な習慣や技術には何千年もの知識が詰まっており、その知識から学び、活用することができるでしょう。 しかし、言語、地理、文化の壁の存在もあり、今まで、世界とこの素材のノウハウを共有できおりません。また、伝統素材について文章に起こしたり、写真に納めるだけでは知恵を継承することは困難です。伝統素材の価値は愛でる伝統であることではなく、使い続けることだと考えています。国内外問わずの暮らしに貢献できる品物、プログラム、メディアを研究内容を元に制作することが京都研究所の存在意義です。
RESEARCH
日本における「衣食住」は、文化や生活様式を表す重要な概念です。
「衣」は、繊維、染料、織物
「食」は、農業、料理、水資
「住」は、住居、家具、建築構造
採集した資源や育て収穫した農産物という自然由来の素材は、 伝統的な技術や習慣によって加工され「衣食住」の素材となります。 そして、私たちの暮らしを支え、豊かに引き立ててくれます。 それらは環境的、社会的に持続可能であり、世界各地の 生活基準を高める重要な手がかりとなるでしょう。
CREATION
1
伝統素材の研究を記録する書籍やその他のメディアを通じて、新たな視点や表現を世界とその魅力を共有していきます。
2
サステナブルなオリジナル商品を開発・販売することで、実用的価値を証明し、持続可能性を高めていきます。
3
多くの方がアクセスできる教育カリキュラムや技術者を育てる育成プログラムの制作・実行をしていきます。
STORY
これまで20年間、農業、食品流通や郷土料理の民俗学的視点の探求内容を多くの方と共有させていただいてきました。日本の食文化の軸となる伝統素材は面白くて、美しくて、尚、実用的であり、国内外問わず、今後目指すよりサステナブルな暮らしに、大事なヒントを与えてくれます。今では、ひとつの伝統素材が「食」のみならず、「衣」や「住」にもどう活用されてきたのか、代々受け継がれる各地域特有なメソッドの研究を続けています。 これからもどうぞ末永くよろしくお願い申し上げます。
株式会社 京都研究所
代表 中村 桃子
プロフィール
大学卒業後、ニューヨーク、ロンドン、ロサンゼルスにて、料理番組のテレビプロデューサーとして勤め、その後、東京でベンチャー企業の立ち上げ、サステナブル街づくり計画、グルメフェスのディレクション、 飲食店やキッチンウェアのコンサルなどに取り組む。 「食を伝える」を軸とした様々なプロジェクトを経て、 日本の食文化の土台となる古き良き風習や伝統技術を研究し、書籍、メディア出演、商品開発や教育プログラム制作としてアウトプット。
2024年に株式会社京都研究所を設立。
Contact
info@kyotoresearchinstitute.com